トリプレッタ号、引退

6/4 引退

今朝の調教中に転倒し起立不能となったことから安楽死の処置を行いました。「先週まではウォーキングマシン調整を行っていましたが、疲れなども抜けてきたので騎乗調教を開始しました。今朝も他の馬と同様に角馬場で調整を行っていたのですが、その最中に転倒してしまいそのまま立ち上がれなくなってしまいました。なんとかしてあげたいとスタッフの力を合わせて馬房までは運んだのですが、時間が経過しても立ち上がることは出来ませんでした。エコー検査を実施したところ転倒した際に腰を強打したことにより、骨盤を骨折していることがわかりました。これ以上馬を苦しめるのはかわいそうなので、その場で安楽死の処置を行いました。すでにゲート試験にも合格しデビューを楽しみにしていたと思いますが、このような結果となってしまい大変申し訳ございません」(NFしがらき担当者)キャロットクラブ出身の種牡馬で、世界的にも活躍馬を輩出しているハットトリックの当クラブ唯一の募集馬として、会員の皆様の期待が高かっただけに最悪の事態となりましたことを深くお詫び申し上げます。近日中に競走馬登録を抹消することとなりますが、出資されている会員の皆様には後日改めて書面をお送りいたします。

クラブ所属馬近況

突然の訃報だった。デビュー間近で、期待馬でもあったトリプレッタ号がデビューすることもなく、旅立ってしまった。一口馬主歴12年目で初めて名付け親となり、愛馬命名証明書が宝物になった。だけど、彼は出走することなく、若くして旅立ってしまった。

20年以上競馬を見てきて、こういうことがあることはもちろん知っていたが、自分が関わっているところで本当にこんなことが起きてしまって、つらくて寂しい気持ちでいっぱいとしか言いようがない。

トリプレッタも痛くて苦しんだんだろうな。君の走りを一度でいいから見たかった。寂しいけれど安らかに…。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です